久しぶりに山歩きに出掛けようと思い立ちました。日本百名山にもなっている両神山にしました。それに本で見たセツブンソウが見たかったのです。調べると埼玉県の秩父周辺の石灰質の土壌に育つ絶滅が心配されている植物だそうです。「セツブンソウ園」なるところもあるとのことでしたが、やはり自然のものが見たいと淡い期待をしながら出発しました。
 両神山へのルートはいくつかあり、白井差口ルートは西武池袋線で
飯能まで行き、乗り換えて西武秩父まで、そこから歩いて5分ほどの
秩父鉄道の御花畑という駅から電車で終点の三峰口で降ります。
ここからは両神村営バスで小森で乗り換えてさらに白井差口という終点
まで行くと登山口まですぐのようです。

両神村営バスのHPはこちら
http://www.vill.ryokami.saitama.jp/somu/sonei-bus/bus.htm

 しかしながら、三峰口からのバスはやはりセツブンソウ目当てでしょ
うか?おじちゃんおばちゃんが次々とバス停に集まってきて出発の頃に
は乗りきれない人も出る始末で、ぎゅうぎゅう詰めで驚きでした。
1日数本しかなくみんな「臨時便でも出せばいいのに」と文句を言い
ながらしばしのガマン。しかしおじちゃんおばちゃんは平日に来てくれ
れば、なーんて自己中なことを密かに心の中で思いながらのバスでした。
小森のバス停に降りると白井差口行きのバスがやってきました。
やはりバスは結構な混み様でしたが、やがてセツブンソウ園のある堂上
でほとんどのおばちゃん連中が降りて一息です。それにしても村営バスだからか、安い。

ようやくのことで白井差口に到着したところ、運転手が「廃道になったかも…」なーんてことを言いました。yosiもここまで来たからにはひき返すわけにも行かず、登山口へと歩き出しました。ところが・・・
30分ほども歩くと、「通行止め!」の看板が。看板には地主の名前があって、恐らく地主が何かの理由で登山はダメと言っている強い意思を感じたのと、実際に崖崩れとかでホントに行き止まりになってるかも、と思い、今日のところは撤収することになりました。後で聞いてみると数年前から地主が金銭的な理由で通行止めにしたとのことで、この白井差口からのルートは廃道になってるそうです。山奥であっても実際はほとんどが地権者のいる私有地なので仕方ないことですが、せっかくのこれまでの苦労を考えるとガックリと言うカンジでした。
 ということで、両神山へはまた次回にと潔く諦めてトボトボと元の白井差口バス停まで戻りバスが来るのを待ちました。
しかし、これでそのまま帰ったのでは悔しいので、もともとの目的のひとつでもあったセツブンソウを見にいくことにしました。セツブンソウは非常に貴重で絶滅が危惧されている植物でもありこの時間から自然のものを探すのは無理と思い、先ほどのセツブンソウ園に向かうことにしました。
セツブンソウ(H16.3.13)
↑秩父鉄道には懐かしいJRの電車が
ここからが今回の本題の始まりです。
セツブンソウの姿をお楽しみ下さい。
【節分草園】
時期:3月上旬〜3月下旬
場所:秩父鉄道三峰口から村営バス「小鹿野役場行」で
   小森下車、乗り換え村営バス「白井差口行」で
   堂上下車徒歩5分(期間中は臨時バス停あり)
入園料:¥300
開園時間:AM8:30〜PM4:30
問合せ:両神村両神観光協会
    〒368-0292
埼玉県秩父郡両神村大字薄2906
    0494-79-1100
【節分草(セツブンソウ)】
キンポウゲ科セツブンソウ属
本州(関東、中部、近畿)や四国の石灰岩地の落葉樹林下に自生する球根植物です。暖かい地方では2月上旬の節分の頃に咲くことにちなんでいます。埼玉県秩父地方の両神村堂上の節分草園は日本一の規模の自生地と言われ、3月上旬から下旬まで咲き続けます。白い花びら状の部分は実は「がく片」であり黄色い花粉のように見えるのが退化した花弁に相当します。絶滅が危惧される植物で有料なのも保護費用のためだとか。絶対に自然で見かけても持ちかえったりしないようにしないといけません。