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さて、宿が見えてきました。宿は意外とキレイで大規模でしたが、驚いたのは宿の裏手に広がる湯気の立ち上る大きな池です。いかに湯量が豊富か分かります。後生掛温泉と言う名前はこんな言い伝えからとされています。「300年前、三陸生れの若者九兵衛が地獄谷の尻に牛を飼って住み着いていたが、3年目の夏に生死をさまよう重病に冒された。その時恐山に向かう若い巡礼が通りかかり佛心を込めて看病したので、九兵衛は全快し、同情と敬慕に結ばれた二人は幸福な3年を過ごした。然し九兵衛には三陸久慈に許嫁があった。出発後生まれた子は七才になっていた。子供のため、夫を迎えに妻は故郷を後にした。やっとたどりついた地獄谷で見合う三人の夜が夫々の苦悩と鶏鳴に明けると巡礼の姿が無かった。妻は予感をたどり地獄谷大石の側に草鞋を見つけた。女として女を知る妻は号泣した。そして妻も又夫の声を後に聞きながら、後生を掛けて地獄谷に身を投じていた。その後地獄谷を訪れる人はオナメ(妾)モトメ(本妻)と呼びこの地を後生掛と呼ぶようになった。」なんとも悲しくなるお話で、そしてヒドイ♂であります。ま、今の世の中ではとても考えられない話ですね〜。 |
さて、夕食前にお風呂に向かいます。館内はとても広く、キレイで迷子になりそうです。大浴場は天井がとっても高くなっていて男女それぞれ同じ構造になっていて中には名物箱蒸し風呂、泥湯、火山風呂、神経痛の湯、打たせ湯、サウナ風呂、露天湯の7湯に加えて旅館部用の内湯が離れたところに設置されています。泉質は酸性単純硫黄泉でPhは5.7であります。写真撮影は禁止と張り紙がされていたのでパンフレットの写真でご勘弁くださいナ。箱蒸し風呂は首だけ出すサウナで前の両開き扉を開け中のイスに座ります。のぼせないのでいいです。泥湯は黒い色をしたもので底には泥が沈殿しています。美肌に効果があるそうですよ。露天風呂は大浴場の建物の外(下の写真のカメラ側手前)に出たとこにありますがそれほど広くはありません。火山風呂はボコボコと底から泡が出ています。温度もちょうど良く広々とした浴場で気持ちいいです。

↑大浴場(写真はパンフレットのものです)
なお、一番手前が火山風呂、その奥の一番広い浴槽が神経痛の湯、奥の左から、サウナ、箱蒸し、泥、打たせ湯 |

↑泥湯(パンフレットより) |

↑露天風呂(パンフレットより) |

↑箱蒸し風呂(パンフレットより) |

↑内湯 |
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食事は朝夕ともに大広間で頂きます。きりたんぽ鍋や山菜など質量共に満足できるものです。
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←↑夕食です |

↑朝食です |

↑食事場所の大広間への階段 |

↑湯治部の建物 |
後生掛温泉はいろんなタイプの温泉が男女別に別れていて、設備もきちんとしているので女性の方にもお勧めできるのではないでしょうか。あと、湯治村と言って地熱で床が暖まっているオンドル部屋のある自炊用の湯治部もあります。 |